フランスが好きで大手フランス語スクールで勉強を始めたYさん。グループレッスンだったので、文法の知識は身についたものの、実際、喋れるようにならないことがフラストレーションでした。

そこで、しっかり喋れるようになれそうなスクールを探していたところ、体験でも楽しかったマンツーマンのLSAを選びました。

楽しく続けたいという希望のYさんでしたので、真面目な勉強と楽しくフランス語に触れる時間をバランスよく織り交ぜて授業を構成しました。

①まずウォーミングアップでは、日々の出来事の中で印象に残ったことを日記のような形で書いてきてもらいレッスンで発表。誤字・文法をチェックしながら、いくつかの質問をしていきます。また時にはフリー会話で、最近の日本や世界の出来事について自由に話して行く時間も持ったりします。

②レッスンの基本はビデオを使った学習にしました。まず、音声なしでビデオを見てもらいその内容を類推/想像してもらいます。そして、先生は「どんな場所ですか？」「何人ひとはいましたか？」「どんな話だと思いましたか？」などのいくつかの質問をします。このようにイメージを膨らませたところで、今度は音声付きでビデオを見ると、「あっ、そうだったのか？」などと新しい発見もでてきて、学びが深まります。

③そのあと、ビデオの中で出てきた単語や文法のキーポイントの説明をしていきます。この時間はちょっと真面目な勉強の時間です。

楽しい中にも学びがあることでモチベーションのキープをはかるようカスタマイズしました。

現役の時はワインの商談で60回以上渡仏しました。当時は、フランス人にフランス語で商談を行うと分が悪いので、全てを英語で通してきました。しかし引退した今は、フランス人とフランス語を通して喋り、もっと心の通い合える関係を作りたいと思っています。ワイン協会でのスピーチなどもあるので、できるだけ細やかに対応してくれそうなLSAを選びました。

フランス語を本格的に学習し始めたのは現役引退後というSさん。にもかかわらず、数年で中級レベルに達していました。読み書きには大きなミスはないものの、瞬時に聞いたフランス語に対して、応答するスピードがやや遅くなることが課題でした。そのため

①予習はせずにフランス語のニュースなどの動画を見て、瞬時に先生からのさまざまな質問に答えていく、このような実践的なレッスン形式とし、

②あやふやなところだけスムーズになるまで復習し、知識の定着をしていきました。

③またフランス語でのスピーチ前には、レッスンでご自身が作った原稿の添削をした上で、聞く人により気持ちが伝わるよう抑揚やアクセントなども修正していきました。

フランス語が好きで仏文科を卒業したHさん。大学では主に、読み書きが中心だったため、ほとんど会話をするチャンスはありませんでした。スピーキングのレベルも読み書きの能力に近づけたいと思い、会話の機会が十分に持てそうなLSAを選びました。

さすが仏文科卒業です。フランス語の文法は学習することは全く必要ないレベルでした。そこでHさんのリクエストにもあるように、スピーキング及びリスニングにフォーカスを当ててレッスンをカスタマイズしました。テーマは、文法ではなく会話へ。テキストは初中級レベルのTaxi 2を使い、文法項目は全てスキップ。絵を見てその説明をしてもらったり、リスニングをしてその内容の要約をしてもらってから、先生との質疑応答へ…と進め、その都度、適切な言葉の選び方もレッスンに加えていきました。

また、フランス人の知り合いもいるので、趣味でやっている阿波踊りをフランス語で説明できるようにするレッスンなども取り入れていきました。

パティシエを目指しているT君。高校卒業後は製菓専門学校に進学し、その学校ではフランス・パティスリーでの研修プログラムが含まれています。そのため、できるだけ早い段階からフランス語を勉強し、より充実したフランス研修にしたいと考え、LSAを選びました。

①当校での学習期間の約4年とフランスでの研修期間1年を見据え、５年間で最高の学習成果が出るようにレッスンをカスタマイズしました。

②そのために、学習を楽しく継続してもらうことと、スムーズさよりも正確な文法でゆっくり話すことができるようになること、この2点を重視しました。日本にいるときにしっかりと正確な文法を身につけておけば、渡仏後たくさんのフランス語に触れた時、一気にスピーキングレベルが飛躍すると考えたためです。

③レッスンでは最初、学生向けの楽しい入門テキストを使いながら、フランス語の基礎文法と会話をバランス良く学習することから始めました。高校3年生から専門学校1年生の間の２年間は、成人向けのテキストに変更し、今までの2年間で学習したことに肉付けをしながら、正確な文法に加えてより語彙力を増やし、表現の幅を増やしていきました。